前回に引き続き、フジカ ハイペットのレストア再塗装です。
今回は塗装の準備編です。
新品や綺麗な状態で錆が出ていないなら表面を800番くらいのサンドペーパーで磨いて、
傷をつけておけば塗装に入れます。
塗装準備
本体洗浄
まず、本体に汚れやタンク内に灯油が残ってるので、水で本体を丸洗いします。
全体的に中性洗剤などで洗います。タンク内もジャブジャブ洗いました。
給油パイプの詰まりの確認
給油口から水を入れると、真ん中の筒の周りに水が溜まってきます。 フジカ ハイペットの給油タンクは二重構造になっているので給油口の液体が細い筒を通って真ん中に流れ込みます。 この細い筒がサビなどで詰まってると流れが悪くタンク内に燃料があっても消えてしまうことがあるそうですのでチェックします。
洗浄後は乾燥させますが、タンク内部は乾きにくいのでドライヤーなどで乾かします。
塗装を剥がす
本体を塗装するにあたり、錆の状態を確認する為に元の塗装を全て剥がします。
剥がす方法は、サンドペーパーで削り落とすか、薬剤で反応させて剥がす2種類ですが、今回は丸洗い出来るので薬剤て塗装を剥がします。
ホルツの塗装はがし液を使って塗装を剥がします。
塗装はがし液はかなり強力なので必ず手袋をして、目に入らない様に気をつけて下さい。皮膚に着くと火傷みたいになったり、服に付くと穴が空きます。
紙コップにはがし液を入れて刷毛で塗って行きます。
画像では本体にステッカーを貼ったままですが、ステッカーは剥がしてから薬剤を塗ります。しばらく待ってると、、、
ブクブクと塗装が浮いてきます。反応が薄い部分はさらに重ねて塗ります。
浮いてきた塗装をスクレーパーで剥がします。
裏面もたっぷり塗ってしばらく放置するとこんなにキモくなります。
ある程度綺麗に剥がせたら、また水洗いして薬剤を綺麗に落とします。
塗装を剥がすと結構サビが出てますね。塗装してもサビが残っていると塗膜の下でサビが成長して塗装が剥がれるかもしれないので、サンドペーパーなどで出来る限りサビを取り除きました。
次は塗装編です。